5.古刹の銘木(八橋)

更新日:2023年08月08日

[復刻版] ちりゅうの緑 5 古刹の銘木 八橋

カキツバタで有名な無量寿寺の植生は必ずしも天然のものではありませんが、一部にその名残とおもわれる植物もあります。

クロマツはおそらく植栽か二次的なものだと思われますが、アラカシ、シラカシ、クロガネモチ、シャシャンボ、ヒサカキなど、西三河丘陵地に共通する因子も多く、かつて、ここも暖帯林に覆われた丘陵の一部が人為的にかく乱され、二次的な疎林にかわったものと見られます。境内には、5400平方メートルにわたって樹林が形成されています。

無量寿寺と並んで由緒ある古刹、浄教寺の境内には自然林が残り、クロマツやスタジイの巨木があります。

中でも浄教寺境内のスタジイは市内第一の大きさで、暖帯の標徴種として価値のある巨木です。平成10年に樹勢回復治療がおこなわれていますが、今後もたいせつに見まもっていく必要があります。

(一部、知立市誌資料「知立の植物」から引用)

(写真)指定樹林

指定樹林
無量寿寺 面積:5400平方メートル

(写真)スタジイ(浄教寺)

スタジイ(浄教寺)
幹周囲:260センチメートル、樹高:7メートル

(写真)モチ(林さん宅)

モチ(林さん宅)
幹周囲:156センチメートル、樹高:15メートル

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