8.上重原 萬福寺の銘木
[復刻版] ちりゅうの緑 8 上重原 萬福寺の銘木
上重原町本郷の萬福寺には、現在も多くの銘木があります。
イブキは暖地性の海岸植物として福島県以南に分布しています。萬福寺のものは昭和31年、県によって天然記念物に指定されています。樹齢推定530年。
また、庫裏の正面には同じく樹齢500年を超すと思われる巨大なソテツが植栽されています。市内では最古のソテツとして、市指定天然記念物として大切に保護されています。
この他境内にはクスノキの大樹もあります。
(市誌資料4「知立の植物」から一部を引用)

イブキ
幹周囲280センチメートル、樹高15メートル

ソテツ
根周囲400センチメートル、樹高14メートル

クスノキ
幹周囲348センチメートル、樹高16メートル

クスノキ
幹周囲205センチメートル、樹高16メートル
「蓮台の松」について

萬福寺本堂南にあったクロマツの大樹。市指定天然記念物として保護されていましたが、害虫や台風などの被害を受け樹勢が著しく衰えたため平成3年惜しまれつつ切倒されました。
通称「蓮台の松」といわれたこの松の雄姿は、遠く三河線沿線からもすぐにそれとわかったといわれ、西三河有数の大きさを誇っていました。
現在、記念碑の脇に切り株が残っているのみですが、本堂にこの木の胴の部分を輪切りにして作ったついたてが保管されています。
特集「ちりゅうの緑」は全8回にわたって、知立市の銘木をご紹介してきました。今後も「ちりゅうの緑」として、大切に守られていくことを願っています。
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更新日:2023年08月08日