区画整理の仕組みについて
区画整理事業は、なぜ必要か
土地区画整理事業とは、地域の皆さんが積極的に参加し、皆さん自身が街の悩み・問題点を考え計画していく総合的な『街づくりの事業』です。
街というのは生きています、適切な対策をたてないままで放置しておくと道路の狭い密集地区が形成され、無秩序なものになってしまいます。便利で環境も良い街にしていくためにも宅地化されていない未利用地が比較的残っている今のうちに、しっかりと都市計画をすることが大切なのです。
皆さんが将来のことを十分考えた、住みよい街づくりに積極的に参加しようではありませんか。
施行前

施行後

区画整理事業の効果
『区画整理事業は、都市計画の母』と言われています。それは広い地域にわたって、現代の私たちの生活になくてはならない道路・公園・広場・排水施設などの整備とともに、個々の宅地も整形になり公道に面するようにするからです。効果は、地域の状況によって異なりますが、下記に示したものはそのうちのいくつかです。
- 住宅地や工業地を計画的に造成することができます。
- 宅地が整形になり有効利用することができます。
- 排水施設により、道路・宅地の排水が良くなるので衛生的な街になります。
- 公園を適当な位置に配置し子供たちが安全に遊ぶことができます。
- 宅地のすべてが公道に面し、街区も整います。地番も整理され、宅配・訪問もたいへん楽になります。
- 幹線的な道路は、歩道と車道が分離され、近代的なまち並で安心して買物・通学ができます。
- 火災などのときの消防活動が容易になり、人々と財産を守ります。

区画整理事業のしくみ
- 地区内に新しく必要になる道路・公園等の用地は、地区内の土地所有者が少しづつ土地を出し合って(これを一般に「減歩」という)生まれます。
- 整理後の個々の宅地(これを「換地」という)は、現在の土地の位置・利用状況に応じ、適正に定められます。
- 現在の土地に対する所有権・地上権・永小作権・賃貸権等は、換地へ移行します

更新日:2023年08月24日