黄熱・ジカウイルス感染症・デング熱等の蚊媒介感染症に注意しましょう
黄熱・ジカウイルス感染症・デング熱はともに蚊を介して感染する病気です。主に中南米や亜熱帯地域で流行している病気ですが、蚊の発生する夏季においては、国内での流行に対して注意が必要です。
黄熱
蚊に刺されてから3~6日後に発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、背部痛、嘔吐等が主な症状として出現します。
流行地域へ渡航される場合、渡航の10日前までに黄熱の予防接種を受けることが推奨されています。
ジカウイルス感染症
蚊に刺されてから数日後に軽度の発熱、発疹、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛等の症状が出現することがあります。しかし、感染しても症状がないか、症状が軽いため気づきにくいこともあります。
※妊娠中のジカウイルス感染は、胎児の小頭症と関連があるといわれていますので、妊婦及び妊娠の可能性がある人は感染に注意が必要です。流行地域への渡航を控えたり、流行地域においては、できるだけ肌を露出せず、虫除け剤を使用するなど蚊に刺されないように注意してください。また、流行地域に滞在中及び、帰国後、最低8週間(パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中)は、コンドームを使用するか性行為を控えることが推奨されています。
※流行を拡大させないために、流行地域において蚊に刺されてから数日後に、発熱、発疹、結膜炎、関節痛、筋肉痛等の症状が見られたら、医療機関を受診し、渡航の事実を伝えてください。流行地域から帰国後最低2週間は、虫除け剤を使用するなどして蚊に刺されないための対策をとりましょう。
デング熱
蚊に刺されてから、3~7日程度で高熱のほか、頭痛、目の痛み、関節痛等のインフルエンザと似た症状が出現します。
上記のような症状が見られた場合、速やかに医療機関を受診しましょう。
★蚊の発生を予防する ヒトスジシマカは水の中に卵を産みます。庭やベランダにおいて、植木鉢やじょうろ等で水溜りを作らないように注意しましょう。 ★蚊に刺されることを予防する 屋外活動では、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を少なくしましょう。また、虫除け剤の活用も有効です。 |
ジカウイルス感染症、デング熱については厚生労働省、黄熱については検疫所のホームページに詳しい内容が掲載されています。下記よりご覧いただけます。
更新日:2023年08月24日