たばこ・禁煙外来について
たばこと肺の生活習慣病(COPD)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)という病気をご存知ですか?肺の生活習慣病とも呼ばれ、長年の喫煙が主な原因となり、肺や気管支の組織が壊れて呼吸がうまくできなくなってしまう病気です。病気が進行すると息切れがひどくなり最終的には酸素ボンベが日常生活でも必要になります。COPD(慢性閉塞性肺疾患)は禁煙により発症予防と進行の阻止が可能な病気です。
たばこの害は家族や友人など周囲の人にも影響します
たばこの副流煙にはタール(発がん物質)、ニコチン、一酸化炭素などの有害物質が主流煙に比べて2~3倍も濃度が高いと言われています。受動喫煙(周りの人が副流煙を吸うこと)は、肺がんのリスクを高め、妊娠中の受動喫煙は流産、早産、低出生体重児のリスクを高めます。また、たばこはSIDS(乳児突然死症候群)の原因の一つです。
こんな誤解をしていませんか?
たばこでストレス解消は大間違い!
たばこはニコチンという物質が含まれています。たばこを吸うとイライラやストレスが解消されると感じている人もいると思いますが、実はそのイライラはニコチン切れからくるものです。たばこを吸うことで解消されるのはニコチン切れのイライラを解消しただけなのです。
換気扇の下や外で吸っていれば大丈夫でしょう?は大間違い
換気扇をつけたままカレーを作っても部屋にはカレーの匂いがすることからもわかるように換気扇ではたばこの煙を排除できません。外でしか喫煙しない場合でも喫煙後、吐く息から45分間有害物質が出続けるため、周りの人に影響します。
禁煙してみませんか?禁煙外来について
禁煙外来を受診する方法は「比較的楽に」「無理なく」禁煙できます。禁煙成功率も自力禁煙より高いです。一定の条件を満たせば健康保険が適用されます。1人で悩まずに一度相談してみてはいかがでしょうか。
近隣市の禁煙治療に保険が使える医療機関 (PDFファイル: 132.2KB)
妊婦さん、ママ、家族向けのリーフレットを配布しています
知立市保健センターでは、禁煙に成功したママたちの意見を参考に禁煙を応援するためのリーフレットを作成しました。たばこと胎児、子どもへの影響が載っていますので、妊婦さんやママだけでなく喫煙中のパパやご家族にも参考になる内容です。保健センターで配布をしておりますので、興味のある方は保健センターにお問い合わせ下さい。
更新日:2024年11月14日