高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業について

更新日:2024年03月27日

令和2年4月「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律」が施行され、住民に身近な立場である市町村が高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施するための体制が整えられました。
知立市では令和3年度より、国保医療課、長寿介護課、健康増進課の3課が一体となり、愛知県後期高齢者医療広域連合や地域の関係機関と連携して事業を行っています。
高齢者が住み慣れた地域で、心身ともに健康で自立した生活ができるよう、高齢者の健康づくり、介護予防の一体的な実施に取り組んでいます。

市町村における実施のイメージ図

(出典:厚生労働省保険局高齢者医療課 ホームページ資料参照)

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フレイルとは、「なんとなく体調が優れない」「足腰や口周りに不安がある」「人付き合いがおっくう・・・」など、年齢とともに生じる心身が衰えた状態のことで、「健康的に活動している状態」と「介護が必要な状態」の間にある「虚弱状態」を指します。
  放っておくと、将来的に、介護が必要な状態やねたきり状態になるリスクが高まりますが、早期に気づき、適切な対策を行うことで健康な状態に戻ることが十分可能です。
 フレイルを予防するために、下記の3つのポイントを意識してみませんか?

フレイル予防の3つのポイント

(出典:厚生労働省 ホームページ)

詳しくは、厚生労働省の下記のサイトをご覧ください。

【知立市の取組み】

健康診査や医療、介護に関するデータを分析して、後期高齢者の健康状態を把握し、高齢者に対する個別的支援(ハイリスクアプローチ)と通いの場等への積極的な関与(ポピュレーションアプローチ)を行います。また、受診等必要なサービスへとつなぎます。

〇高齢者に対する個別的支援(ハイリスクアプローチ)

「シニア元気パトロール事業」
「低栄養」「糖尿病性腎症重症化予防」「口腔」をテーマとして、医療専門職が訪問や電話にて個別支援を実施します。

シニア元気パトロール事業【低栄養】において、良い結果が得られました!

 健診結果から痩せや栄養状態の悪化など、低栄養のリスクが高い可能性がある市民の皆様に対して、訪問での栄養、健康相談を行っています。その効果について、良い結果が得られましたので、広報にて市民の皆様等にお知らせしました。 詳しくは別添の広報記事をご覧ください。

〇通いの場等への積極的な関与(ポピュレーションアプローチ)

「元気づくり応援隊事業」
 医療専門職が高齢者サロンなど通いの場に出向き、フレイル予防に関する健康教育・健康相談を実施します。

高齢者サロン1
高齢者サロン2

【各種計画、関係機関等との連携】

一般介護予防事業や国民健康保険加入者向けの保健事業などの事業、関係機関との連携を図るとともに、関連するデータヘルス計画、健康知立ともだち21計画等とも整合性を図りながら、事業を進めていきます。

お問い合わせ先
国保医療課 医療係
〒472-8666
愛知県知立市広見3丁目1番地
市役所1階2番窓口
電話:0566-95-0151
ファックス:0566-83-1141

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