6.知立神社の杜~西町の銘木
[復刻版] ちりゅうの緑 6 知立神社の杜 西町の銘木

伊勢湾台風、第2室戸台風と過去の相次ぐ台風によって大被害を受けた知立神社の森ですが、依然としてうっそうとした森林が残りその真価を誇っています。森の総面積は4600平方メートルにわたります。

ツブラジイを優占種とする暖帯林で、クス、アラカシ、シラカシなどのカシ類が混入。植栽とみられるスギ、ヒノキ、クスなどの巨木も見られ、太さ1メートルを超すイチイガシが何本か生育するのは珍しいとされています。また、シラカシは山地性の本種が川下まで運ばれ、自然に生育したのもと考えられ、冲積層の平地にこのカシが多いのは興味深いことです。
西町、小島氏宅にある大イチョウは、知立市周辺部においては稀に見る巨木で、市の天然記念物にも指定されています。イチョウは雌雄異株で、この木は雌木ということで、秋には銀杏がたくさん採れるということです。
(知立市誌資料4「知立の植物」から引用)

イチョウ
幹周囲357センチメートル、樹高18メートル(小島氏宅)

クロマツ
幹周囲205センチメートル、樹高18メートル(了運寺)

ウバメガシ
幹周囲120センチメートル、樹高7メートル(了運寺)

クスノキ
幹周囲260センチメートル、樹高10メートル(了運寺)
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更新日:2023年08月08日