一般会計総括

平成28年度本市の一般会計・特別会計決算の実質収支は、総じて黒字となりました。一般会計決算額は、歳入233億9,979万円、歳出224億3,962万円で、前年度と比較して歳入3億7,004万円、歳出3億314万円の増加となりました。なお、実質収支は、歳入歳出の差引から翌年度に繰り越すべき財源の1億275万円を引いた実質収支額は、8億5,742万円となりました。

一般会計の主な歳入を前年度と比較すると、市税は、法人市民税が2億270万円（△23.6％）、市たばこ税が1,076万円（△2.4％）と減収になったものの、個人市民税が8,840万円（1.7％）、固定資産税が1億68万円（2.3％）、軽自動車税が1756万円（17.6％）、都市計画税が2,236万円（2.3％）の増収となったため、市税全体では1,553万円（0.1％）増収の119億1,359万円で、過去3番目となる高い水準となりました。

市税以外の歳入につきましては、国庫支出金が4億5684万円（14.5％）、県支出金が1億3,780万円（11.0％）、ふるさと納税を含む寄附金が7098万円（150.2％）、繰入金が7億2842万円（288.5％）の増収となり、利子割交付金が1,392万円（△49.5％）、株式等譲渡所得割交付金が5,729万円（△62.3％）、地方交付税が1億6377万円（△47.7％）、繰越金が4億3856万円（△32.9％）の減収となりました

 歳出では、平成28年度は第6次総合計画の第2年度であり、同計画が目指す将来像『安らぎ・にぎわう 住み良さを誇れるまち「輝くまち みんなの知立」』の実現に向け下記の施策を推進しました。

●議会費（議会運営、議会活動などに係る経費）

委員会システム整備事業 794万円

●総務費（事務管理、財産管理、防犯などに係る経費）

庁舎空調改修事業 6,669万円

公共施設のあり方検討事業 337万円

コンビニエンスストア証明発行導入事業 1,749万円

社会保障・税番号制度中間サーバー負担金及びカード関連事務 3,184万円

●民生費（生活保護、医療、手当、保育などに係る経費）

生活困窮者自立支援事業（子どもの学習支援事業委託） 850万円

地域密着型サービス施設等整備支援事業 1,030万円

年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業 1億1,793万円

家庭児童相談員増員事業 625万円

花山児童クラブ拡張事業 758万円

保育園保全事業（知立保育園屋根防水工事等） 696万円

●衛生費（保健衛生、環境保全などに係る経費）

再生可能エネルギー発電設備等設置事業 3,045万円

●商工費（商工業、観光事業の推進などに係る経費）

観光振興計画策定事業 545万円

●土木費（道路・橋・公園など都市環境の整備に係る経費）

知立環状線整備事業 3億2,365万円

知立駅北地区市街地再開発事業 1億3,939万円

知立駅周辺土地区画整理事業 11億7,817万円

知立連続立体交差事業 5億455万円

知立連続立体交差関連事業 2億128万円

●教育費（学校教育、小・中学校の施設整備などに係る経費）

少人数学級事業（35人学級の6年生への拡大） 4,929万円

知立南中学校弓道場整備事業 2,765万円

中学校保全事業（竜北中学校南棟校舎大規模改修） 3億8,633万円

文化財保存事業（歴史文化基本構想の策定） 265万円

ユネスコ登録記念事業 150万円