東海道松並木の新しい風景
野外彫刻プロムナード展15周年記念事業
事業概要
2000年、文化会館(パティオ池鯉鮒)の開館以来、エントランスロードにて愛知県内芸術系大学の作家を紹介する目的で、毎年6体の彫刻作品を入れ替え展示する「野外彫刻プロムナード展」を開催してきました。
これまで、愛知教育大学の在学生、卒業生の作品が展示され、野外彫刻のあるエントランスロードは、知立市の風景として親しまれてきました。
また、エントランスロードから図書館南の公園通をはじめ、市内に常設作品を展示し、これまでに15体の作品を市内に設置してきました。
この度は、野外彫刻プロムナード展15回の開催を記念し、「ちりゅうにちなんだもの」とテーマを設け、東海道松並木周辺の遊歩道に、新たに彫刻作品5体を設置しました。彫刻のある風景を、東海道松並木の新しい風景として皆様にお楽しみいただきたいと思います。
また、芸術に興味がある方もそうでない方も親しめる工夫として、わかりやすい作品紹介や、作品と関連した知立市の観光名所の紹介等、楽しめる工夫がありますので、是非こちらもご一緒にお楽しみください。
- 場所…東海道松並木遊歩道沿い(知立市山町御林地内)
- 入場無料(常時鑑賞できます)
- 駐車場はありません
作品紹介
遠藤 透 「旅の途中」
2015年制作 ブロンズ
江戸時代、東海道を訪れる旅人が池鯉鮒宿に向かう途中、松並木で一休みする姿を、渡り鳥に例えて、旅の魅力を表現しています。
永井 はな子 「かきつばた姫」
2015年制作 ブロンズ
知立市の花かきつばたを、凛とした成長していく女性に例えています。
早川 高師 「ようこそ、ようこそ」
2015年制作 ブロンズ
おみやげをもった猫が、池鯉鮒にやってきて、鯉や鮒、池鯉鮒の人々に「ようこそ、ようこそ」と歓迎される様子をおとぎ話風に制作したものです。
宇納 一公 「片目の鯉」
2015年制作 ブロンズ
知立市に伝わる民話「片目の鯉」を表現した祈りの造形です。
鬼頭 正信 「知立の昔話より」
2015年制作 銅(鍛金)
知立市の民話に登場する3匹の動物をレリーフで表現し、それをかきつばたの花びらに組んだ造形で、金属をたたいて作る鍛金の技法によって制作された作品です。
山下 清 「猿渡川」
2016年制作 ブロンズ
猿の親子が橋のない川を渡る様子を表現した作品です。
その様子を見た弘法様がその川を「猿渡川」と名付けたと言われています。
事業にご賛同いただいた皆様へ
この事業にご賛同いただきました多くの皆さん、ご協力ありがとうございました。今後も知立市の芸術、文化振興にご協力いただけますようよろしくお願いいたします。
野外彫刻プロムナード展15周年記念事業パンフレット
野外彫刻プロムナード展15周年記念事業パンフレット(表)(PDF:825.4KB) (PDFファイル: 825.4KB)
野外彫刻プロムナード展15周年記念事業パンフレット(裏)(PDF:724.5KB) (PDFファイル: 724.5KB)
更新日:2023年08月22日