知立駅付近連続立体交差事業に伴う三河知立駅の移設について
三河知立駅が移設先での営業を開始しました!
知立駅付近連続立体交差事業に伴い、名鉄三河知立駅は2024年3月16日(土曜日)の始発列車から移設先での営業を開始しました。
位置図
整備状況写真(2024年3月撮影)
その他、連続立体交差全体の状況写真は以下のページからご覧いただけます。
三河知立駅移設開業記念リーフレットを作成しました
三河知立駅移設開業記念リーフレット(PDFファイル:1.7MB)
駅移設の背景
三河知立駅は、大正4年に旧・三河鉄道(現在の名鉄三河線の前身)が刈谷から知立まで開通した時に、初代・知立駅として知立町(当時)において最も早くに開業しました。大正12年に旧・愛知電気鉄道(現在の名鉄名古屋本線の前身)が開業し、新知立駅を初代・知立駅の南西側に開設すると、知立駅は2つの鉄道路線の結節点として大変賑わうこととなりました。
その後、2つの鉄道会社はそれぞれ合併により名古屋鉄道となり、昭和34年に知立駅が現在地に移転した後は、三河線の知立駅は三河知立駅に、名古屋本線の知立駅は東知立駅と改称したうえで、知立市の玄関口としての機能を新駅へ譲ることとなりました。東知立駅は昭和43年に廃止となったものの、三河知立駅は開業当時の知立駅の面影を残したまま、現在の知立駅と大変近いところに存続してきました。
今回、連続立体交差事業の施行に伴い、駅配置のバランスやまちづくりを総合的に勘案して、当駅を高架区間外の竜北中学校付近へ約900m移設し、平面駅として整備を行いました。
写真:旧・知立駅(現・三河知立駅)構内 所蔵:NPO法人名古屋レール・アーカイブス 昭和34年3月撮影
写真左:昭和23年の知立駅周辺 出典:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス(市にて一部加工)
写真右:現・三河知立駅の南西にあった愛知電気鉄道新知立駅(旧・知立駅名古屋本線ホーム) 出典:三河知立名勝三弘法旧跡絵はがき(所蔵:知立市歴史民俗資料館)
駅移設の効果
現在の三河知立駅は知立駅からの距離が近く、鉄道駅勢圏(※)が知立駅と大きく重複する一方で、山町・山屋敷町付近の知立市北部地域は鉄道駅勢圏から外れています。
駅を山町へ移設することで、駅配置のバランスが良くなるとともに、この北部地域が新たに鉄道駅勢圏内となり、北部のまちづくりへ寄与することが期待されます。
※鉄道駅勢圏・・・知立市周辺の各駅から徒歩10分(半径800m)の範囲を定義。(特急停車駅である知立駅のみ徒歩15分(半径1,200m)の範囲とします。)
三河知立駅移設に伴うアクセス道路整備
三河知立駅移設に伴い、知立市では駅利用者のためのアクセス道路等の整備を行っています。
主な事業内容
・駅前広場(駅北側)
・駐輪場(駅北側・南側)
・歩道整備(駅北側・南側)
※自動車での送迎は駅北側の駅前広場をご利用ください。(駅南側道路での送迎はご遠慮ください。)
駅前広場へのメッセージブロックの設置(つながる高架プロジェクト)
2023年9月から11月まで募集したガバメントクラウドファンディング「つながる高架プロジェクト」でご寄付いただいた方のメッセージが印字された165個の舗装ブロックを、駅前広場に設置しました。
延べ167人の方からご支援をいただき、8,971,000円もの寄付金を集めることができました。この度は「つながる高架プロジェクト」に温かいご支援をいただき誠にありがとうございました!
なお、クラウドファンディングにご寄付いただいた方のうち氏名の公表に承諾された方を顕彰するため、掲載させていただきます。
つながる高架プロジェクト寄付者一覧(PDFファイル:724.4KB)
匿名にてご寄付をいただきました方を含めまして、皆様方の温かいご支援誠にありがとうございました。
本プロジェクトの詳細につきましては、以下のページからご覧ください。(外部サイト)
ふるさとチョイス(つながる高架プロジェクト) ※申込は終了しています
三河知立駅移設開業記念イベントを開催しました!
知立市では、駅と地域のこれまでの繋がりを振り返り、これからも地域に愛される駅となるよう、三河知立駅移設開業記念イベントを開催しました。
詳しくは次のページをご覧ください。
更新日:2024年01月19日