大切な人を亡くされたあなたへ

更新日:2023年08月24日

大切な人を亡くされることは、とても辛く悲しい出来事です。

大切な人を失うということは、人のこころやからだ、行動に様々な変化をもたらします。この変化は、深い悲しみや苦しみから、あなた自身を守るための自然な反応です。

つらい症状が続くときには、ひとりで抱え込まず、かかりつけ医や専門機関にご相談ください。

遺された方に起こりやすい「こころ」「からだ」「行動」の変化

こころの変化

・気分が重く憂鬱

・楽しめない、何も感じられない

・将来に希望が持てない

・理由もなく不安になったり、苛立ったりする

・悲しいという気持ちさえ起きない

からだの変化

・食欲がない

・胃が痛い

・疲れやすい

・体重が減った

・眠れない、途中で目が覚める

・頭痛や吐き気、めまいが続く

・集中力が落ちる

行動の変化

・誰とも会いたくない、誰とも話したくなくて家の中に引きこもる

・今まで普通に出来ていた行動ができなくなったり、難しくなる

・思い出すことを避けたり、反対に思い出の場所を訪ねたいという気持ちになる

・じっとしていることが辛く、落ち着かない

・危険な行動をとってしまう

記念日反応(命日反応)

亡くなった人の命日や誕生日、結婚記念日など、思い出が深い特別な日が近づくと、気持ちが落ち込んだり、体調が崩れたりするなど、亡くなった直後のような症状が再現することがあります。これらは「記念日(命日)反応」といって、大切な人を亡くした方にはよく起こりうる自然な反応です。

あなたはひとりではありません

あなたのお気持ちをご自分の胸の内にだけしまっておかれず、安心できる場所で話してみませんか?

困っていることを相談したり、「思い」を話せる場所があります。

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