生ごみ処理機器を使って、生ごみを減らしましょう!
家庭から排出される「可燃ごみ」の約4割が生ごみです。生ごみを減らすことは、ごみの減量に大きな効果があります。生ごみ処理機器を利用し、生ごみを堆肥化させたり、乾燥化することにより生ごみを減量することができます。また、家庭から排出される生ごみの堆肥化を図ることは資源の有効活用になります。
生ごみ処理機器の種類
生ごみ処理機器とは機械的な動作又は微生物等の働きにより、家庭から排出する生ごみを堆肥化・乾燥化または減量化することを目的に製造された機器をさします。
大きくわけて下記のとおり3種類あり、それぞれ特徴がありますので、ご家庭の実情にあわせてご利用ください。
生ごみ処理機
乾燥型とバイオ型の2つのタイプがあります。電動や手動により機械的な動作を行い、生ごみを処理します。
〈設置場所〉
台所やベランダなど
〈乾燥型〉
温風等で生ごみを乾燥させて、量を減らします。生成物は「可燃ごみ」として出せます。
〈バイオ型〉
バイオチップと生ごみを混ぜて微生物の働きで分解します。生成物は堆肥として利用できます。
コンポスト容器
底部のないものと底部のあるものがあります。
底部のないものは土の上に設置し、水きりをした生ごみを投入します。一定期間熟成させたのちにできる生成物は堆肥として利用できます。コンポスト容器は材質・サイズ等の種類が豊富にあるため、設置場所に合わせて選ぶことができます。底部のあるものはベランダ等におくこともできます。
〈設置場所〉
庭、畑、ベランダなど
ぼかし専用容器(密閉発酵容器)
生ごみをEM菌等(発酵促進剤)を使って発酵させ、堆肥を作ります。容器の底に発酵液がたまるのでこまめに取り出す必要があります。発酵液も液肥として利用できます。
台所や軒下など
生ごみ処理機器を購入された場合は補助金の交付があります。詳しくは下記ページをご覧ください。
生ごみ処理機の無料貸出について
環境課では生ごみ処理機の無料貸出しを行っています。
貸出しは1世帯につき1台、1回限りで、貸出し期間は1か月以内になります。
利用開始日の1か月前から当日までの間に、環境課窓口で利用申請書を提出する必要があります。また電話で仮申請をすることができます。
なお、お貸しする生ごみ処理機は、電気式の乾燥型です。
注意)メールや本ページ下部の「メールフォームでのお問い合わせ」から利用申請はできません。
生ごみ減量処理機の使用に必要な電気代等はご本人の負担になります。
利用後に報告書の提出をお願いします。
対応する水切りネットは横28センチ縦25センチのポリエチレン素材のものになります。
生ごみ処理機の使用例
様式
段ボールコンポストの作り方
段ボールコンポストとは、段ボール箱を使った生ごみ処理容器です。
家庭にあるもので手軽に作れ、家庭から排出される生ごみからたい肥を作成することができます。自家製コンポストで燃えるごみの減量に取り組んでみませんか?
準備するもの
・段ボール箱(35cm角程度で高さがあり丈夫なもの)
・箱の底板(段ボール、厚紙、紙袋を用いて箱の底と同じ寸法で準備する。)
・基材
1.園芸用土約・・・約13L
2.もみ殻くん炭・・・約10L
※1、2を3:2の割合で混ぜ合わせる。
・網目の台(コンポストをのせられる大きさのもの)
・虫よけキャップ
※Tシャツや洗濯ネットなど箱が入る大きい大きさのサイズのもの
・スコップ
・温度計(必要に応じて)
作り方
コンポストの組み立て方
1.段ボールの角や隙間を紙製のガムテープで塞ぐ。
2.箱の底に底板をしく。
3.基材を箱の中に入れ混ぜ合わせる。
※基材は段ボールの7割程度になるようにする。
4.適度に水切りをした生ごみを段ボールの側面に触れない場所に投入する。
5.入れた生ごみに基材をからめる様にまぜたら、外側の基材を覆いかぶせる。
6.段ボールに虫よけキャップをかぶせ、網目状の台の上におく。
7.雨のかからない場所に段ボールコンポストを設置する。
8.生ごみ投入開始後、約3か月を目安に分解が進まなくなったら生ごみの投入を終了し、熟成させてたい肥を作成する。
ポイント
コンポストに入れる生ごみの大きさ
・1度に入れる生ごみの量は500g程度にする。
・1日に1度土のかき混ぜを行う。(コンポスト内の空気が足りないと悪臭が発生する原因になります。)
※普段は生ごみを入れた部分のみを、月に1、2回全体を混ぜる。
・生ごみの分解が遅い場合は細かく刻んでからコンポストに投入する。
・コンポスト内の基材は握るとやわらかい塊になるくらいの湿り気を保つようにする。
・コンポスト内に虫がわかないように虫よけネットをしっかり被せる。
・スコップはコンポスト専用のものを使い、コンポスト内で管理する。(屋外に置いておくと置いてある期間に虫に卵を産み付けられる場合がありコンポスト内に虫が発生する原因となります。)
・コンポスト内の微生物の活動が低下するので塩分の多いものはいれないようにしましょう。
・貝殻、スペアリブなどの骨やトウモロコシの芯は分解されにくいのでいれすぎないよう注意する。
・庭の草や花は分解されにくい上、コンポスト内で虫が発生する原因となるのでいれないようにしましょう。
たい肥の熟成方法
出来上がったたい肥
1.生ごみの投入をやめる。
※生ごみ投入累計50kg(使用開始後3か月経過したころ)が目安。
2.1週間に1回水分を500mlほど補給する。
3.2の作業を3~4回、約1か月つづけたころにたい肥が出来上がります。
4.プランターでたい肥を使用する場合は作ったたい肥と土が1:4程度になるよう混ぜ合わせて使用する。
※卵の殻、骨、野菜の繊維は残っていてもたい肥として使用することができます。
段ボールコンポスト講習会について
知立市では、段ボールコンポストの基礎的な使い方を学ぶ「基礎講座」とすでに段ボールコンポストに取り組んでいる方むけの「フォローアップ講座」を定期的に開催しております。
日程等は市HP及び広報でお知らせいたします。
段ボールコンポスト基礎講座の様子
フォローアップ講座の様子
更新日:2024年01月19日